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なぜ歪む?

多くの方は、マッサージや整体院に行かれた際、身体が「歪んでいますよ!」と言われたり、鏡を見たときにご自身で気づかれたことがあると思います。 では、なぜ歪むのでしょか? いくつか考えられますが、その中の一つに着目したいと思います。 一般的に長期の不良姿勢が原因あることはご存知であると思います。 そのことについて少し触れたいと思います。 不良姿勢を続けるとどうして身体が歪むのかは二つ考えられます。 ひとつは、不良姿勢による脊柱の一部への加重の増加や脊柱周囲の筋の硬縮により圧縮力が加わることにより 靭帯 などの軟部組織が硬縮し、脊柱が単体で、つまり脊椎が歪む。一つまたは複数の脊椎が歪むことにより骨盤や脊柱全体の歪みを引起すことになります。 このケースの場合が身体の不調の原因となる事が多いです。改善するためには、脊椎そのものを正しい矯正する必要があります。筋肉が直接原因ではないので筋肉を押したり揉んだりしても改善されません。カイロプラクティックのような脊椎矯正が必要となります。 もう一つは左右の筋肉のアンバランスにより脊柱全体が傾いて歪む。この場合、脊椎は歪みません。カイロプラクティックの様な矯正手法はこの様な場合は、適応できません。筋肉をほぐすような施術が有効となります。ただ、この様なケースは余り身体の不調とは関係ないことが多いので、筋肉バランスによる身体の歪みに対しては特にアプローチする必要がないと考える人もいます。 Log.Feelでは両方のケースに適用するように、カイロプラクティック整体では、カイロプラクティックで 脊柱を調整し、その後筋肉ほぐしていきます。

症例 肩編1

腕が体の横から肩の高さまでしか上がらないケース (90度未満の上腕挙上困難) 機能不全を起こしていると考えられる関節 ・胸鎖関節 ・肩甲胸郭関節 ・肩甲上腕関節(肩関節) 拘縮を起こしていると考えられる内転筋群 大円筋、小円筋、広背筋、棘下筋、菱形筋、三角筋後部、大胸筋胸肋頭、上腕三頭筋長頭 トリガーポイント(TrP) ・三角筋 三角筋のTrPは、肩関節で上腕を外転(挙上)するときの筋力低下を引き起こす傾向がある。   TrPのできやすい場所:肩峰前縁の3横指下と肩峰後縁の2横指下 ・大円筋 大円筋のTrPは肩関節または肩鎖関節の機能不全、三角筋の損傷、回旋筋腱板損傷と間違われやすい。  TrPのできやすい場所:肩甲骨の外側縁で下角から3横指上。 テンダーポイント ・肩鎖関節前部(三角筋前部、小円筋) 肩鎖関節に近い鎖骨端の前面に圧痛点が存在する。 ・大円筋 肩甲骨下角側部に圧痛点が存在。 参考図書:筋骨格系の触診マニュアル、トリガーポイントと筋筋膜療法マニュアル、ポジショナル・リリース・テクニック